日経相場 食用油編
今年最後の(と言われている)寒波のなか、皆様いかがお過ごしでしょうか。
案の定私は鼻風邪に掛かってしまい、フガフガ言いながらお仕事させていただいています。
日記が文章で良かった(笑)食料部の池田です。
先日の日記にも少し触れましたが、例の冷凍餃子の一件があってより、スーパーの餃子の皮の売上げが上がっているそうです。
「そんな危険なものが入ってるかもしれないなら、んもう自分で作るわ!プンプン」という主婦の方たちの声が聞こえてきそうです。
そんな話題に事欠かない最近の食品市場、今日は食用油にスポットを当ててみたいと思います。
当然過ぎて意識もしないほど毎日のように摂取している食用油。
菜種、大豆、綿実、パーム、オリーブ・・・
普段口にするものだけでも多くの種類がありますね。
余談ですが、サラダ油、というものは実際には存在しません。
いくつかの種類の原料をミックスしたものの一部を、各メーカーがこう呼んでいるようです。
更に余談ですが、お菓子売り場でよく見かける「サラダせんべい」というのは、製造工程の仕上げに、食味の改善やシーズニングの添加のためにサラダ油をかけることからこう呼ばれています。
新潟には、有名な「サラダホープ」なんていう名前の米菓もありますね。私の大好物ですが(笑)
閑話休題。
さて、そんな身近な食品である食用油ですが、実は市場はとんでもないことになっています。
私達が商売をするときに目安にするひとつの指標として、「日経相場」という情報があります。
ビジネスマン御用達の日経新聞に記載される、メーカー・卸・小売等の情報を総合して判断される様々な原料(食品に限らず)の相場情報です。
砂糖や大豆、食品以外では鋼鉄なんかも記載されていますね。
その日経相場の食用油ですが、なんとここ一年半程で、三割近く高騰しているんです。
二年程前までは、「食用油(一斗缶)は3,000円!」というのが通念だったようですが、現在はなんと3,900円まで上昇しています。(1/31付けで3,750⇒3,900)
これを例えばスーパーの惣菜コーナーの人気商品である海老の天ぷらなんかに転嫁すると、今まで100円だったものを120円を超す程に値上げしないと、利益の確保が出来ないという事になります。
油ひとつとっても、スーパーさんや惣菜メーカーさんは大変な状況に陥っていると言えるのではないでしょうか。
かといって今私達の食生活から食用油を抜くなんていうことが出来ようはずもありませんし・・・
揚げ物好きな私にとっては大変心配な相場の高騰振りです。
ところで、食用油の値上がりの原因はどこにあるのでしょうか?
メーカーの方によると次の要素が深く関係しているようです。
?バイオエタノールの原料としての需要増
?オーストラリアの大干ばつによる収穫量の減
?中国・インド等の食生活の変化(欧食化)による需要増
?投資ファンドマネーの流入による相場価値上昇
以上の四点が主たる原因との事でした。
過去に行われた農作物の値上げは、大抵?のような収穫量に由来するものだったようですが、現在では?や?のような、新しい需要のために引っ張りだこになっているのですね。
アメリカの自給政策もBRICs等の先進も、各国それぞれの大義名分がぶつかり合っていて、どれが正しい、なんていうことは言えないと思いますが。
今までは金額を積むことで食物を輸入してきた日本に対して、輸出国の情勢の変化に伴って今まで通りの供給が継続されるかはとても楽観視出来ないということだけは言えそうです。
食物自給率39%の日本が、これからどう対応すべきなのか。
いち企業のいちサラリーマンの私ですが、危機感を持ってアンテナを張り巡らせていたいと思います。
いやはや、いつもながら長く、真面目ぶった文章になってしましました。
たまには、のほほんとした話題を探したいところです(涙)
御精読ありがとうございました、食料部の池田でした。
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